初小説「イミテーションと極彩色のグレー」発

loundrawが雑誌「ダ・ヴィンチ」にて約1年にわたり掲載した小説連載を大幅に改稿し、書籍化にあわせてカバーイラストと挿絵を全て自ら描き下ろした渾身の初小説を上梓しました。
「イラストレーションに物語を込める」とは、loundrawのイラスト制作への向き合い方ですが、その物語を”小説”として表現することに挑戦したのが本作です。また、発売後1週間を経たずして重版も決定した注目作品です。

_

STORY

中学生の山浦大志は、“完璧”であることを自分に強いて、世界に絶望していた。
ある日、古びたカメラを提げ、青い瞳をしたその少女と出会う。旅を続ける彼女の自由さに、大志は自然と心惹かれていった。

だが、出会いから1ヶ月。
大志が想いを伝えようとすると、少女は“ある言葉”を残し、それっきり姿を消してしまう――。

彼女はどこへ、なぜ、消えてしまったのか? 
7年後、大学生になった大志は、写真共有アプリで偶然見つけた1枚の画像から、またしても奇妙な出会いを果たすことになる。

人々の前に姿を現す不思議な少女と、その軌跡を追いかけた不器用な少年。

時と、場所と、人。
全ての点が繋がるとき、二人の運命の歯車が動き出す。

_

loundrawコメント

絵を描く時、そこには物語があります。表情、場所、光、全てに意味があり、一枚の景色が成立する。イラストレーションはその特性上、瞬間を描くことしかできません。僕はずっと、自分の中にあるストーリーとモノローグを形にしたいと思ってきました。一個人として、クリエイターとして、loundrawの見て感じた全てを込める。そのためだけに作られたのが、この物語です。拙くも、自信作と呼べる一冊になっていると思います。何卒よろしくお願いいたします。

_

INFORMATION

『イミテーションと極彩色のグレー』
著者(小説・イラスト):loundraw 
定価(本体1400円+税)
発行:株式会社KADOKAWA
https://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g321804000835/

close